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Attendant Letter No.11

海の日

 今年は、オリンピックによる祝祭日の変更により、7月22日(木)が海の日となっています。今回は海に関するイベントをふたつご紹介いたします。

 ひとつ目は、あらゆる分野の最先端技術を200点以上展示した「Society 5.0科学博」です。

 こちらは、内閣府と国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)との共同主催。約50の企業・大学・団体が参加し、宇宙、海洋、モビリティ、医療、製造、農業、防災、エネルギーなどの分野において、計200点以上の最先端科学技術や最新の研究成果を展示されたいます。日本が目指す2030年の未来社会を体験できる企画です。

 こちらの展示会は5つのステージ(Society 5.0のはじまり、科学技術のフロンティア、Society 5.0の未来像、Society 5.0シアター、Society 5.0への軌跡)で構成され、最先端技術によって変化する未来のくらしや、日本のフロンティア分野である宇宙・海洋領域の最新イノベーション、「Society 5.0」の未来社会に向かうこれまでの軌跡を示した展示を通じて、科学技術の面白さや大切さが発信されています。写真は、深海探査機深海6500。近くで見ると船検は神奈川で、親近感があります。

 様々な社会課題に対して、実際の現場で活躍する最新技術や新素材を集められており、瓦礫の中を探索する災害対応ロボット、海底資源探査が可能な自律型無人探査機(AUV)、CO2を排出しない次世代エネルギーのアンモニア燃料電池、モビリティ革命である空飛ぶクルマ(写真)、薄くて柔軟でありながら強靭性のある新素材「しなやかなタフポリマー」で作られたコンセプトカーなどの実機が展示されています。

「海」と「宇宙」には、まだまだ限りない可能性があり、想像力豊かであることの大切さに気づかされます、東京スカイツリータウンにて7月28日(水)まで(一部展示物は9月5日まで)開催中です。

 もうひとつは、笹川平和財団海洋政策研究所による【第183回海洋フォーラム「ヨットから見た海と海洋保全」】で、本日オンラインにてライブ開催されます。司会は江の島ヨットクラブ会員の阪口 秀様(笹川平和財団海洋政策研究所長)のご予定。本日のライブ配信の他、後日録画による動画配信も予定されておりますのでぜひチェックしてみてください。

<フォーラム内容(予定)>
 地球の表面の7割を占める海は水産物の供給源であるばかりでなく、海洋生物の生息地であり、また、地球の表面から放出される熱や大気中の二酸化炭素を吸収するなど、私たちの暮らしを支える上で重要な役割を果たしています。一方、漁業資源の乱獲や海洋プラスチックゴミ汚染、海水温上昇や海洋酸性化、気候変動による台風や暴風雨の激甚化など海洋環境の悪化や課題が指摘されています。6月8日の世界海の日には、海の重要な役割を再確認し、海洋環境の保全に向けた行動や協力が全世界で呼びかけられました。日本では、今年は7月22日が「海の日」で、海の恵みや大切さ再認識し、海洋環境の保全やそのための社会協働の呼びかける格好の機会です。
 そこで、今回の海洋フォーラムでは、世界の海とヨットレースを追い続けているセーリング・フォトジャーナリスト、プロヨットセーラー、ヨット乗船の経験のある気候変動の専門家の方々をお招きし、ヨットから見た海と海洋保全と題して議論を深めます。

テーマ:ヨットから見た海と海洋保全
登壇者:講演&パネルディスカッション
 平井淳一(セーリング・フォトジャーナリスト)
 伊藝徳雄(プロヨットセーラー/日本ヨットマッチレース協会長)
 平田仁子(気候ネットワーク国際ディレクター・理事/2021年ゴールドマン環境賞受賞者)
 小林正典(笹川平和財団海洋政策研究所主任研究員)

https://www.spf.org/opri/event/20210720.html

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