歴史 History
歴代名誉会長
初代 山縣勝見(1964~1976)
山縣勝見は、辰馬汽船株式会社(現株式会社商船三井の前身会社のひとつ)社長、社団法人日本船主協会会長等を務め、吉田内閣にて国務大臣、厚生大臣を歴任。戦後の日本海運再建に多大なる功績を残した。セーリング界では、日本セーリング連盟の前身である社団法人日本ヨット協会会長、1964年第18回オリンピック東京大会ヨット競技会会長の要職を務めた。江の島ヨットクラブ初代名誉会長として、前出の東京五輪の成功を導くとともにクラブの礎を築いた。
一般財団法人 山縣記念財団(Yamagata Maritime Institute)第2代 河野博文(2019~)
1969年旧通商産業省(現経済産業省)入省、資源エネルギー庁石油部長、基礎産業局長を歴任。1999年資源エネルギー庁長官に就任。退官後、公益財団法人日本セーリング連盟会長を務める。2019年江の島ヨットクラブ二代目名誉会長に就任。
日本セーリング界のトップとして東京2020オリンピックセーリング競技大会を指揮する。
歴代会長
初代 | 内山岩太郎1964~1971 | |
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第2代 | 河野謙三1972~1982 | |
第3代 | 小此木彦三郎1985~1991 | |
第4代 | 清家清1992~1998 | |
第5代 | 山本房生1998~2000 | |
第6代 | 松本富士也2000~2004 | |
第7代 | 浪川宏2004~2016 | |
第8代 | 青山篤2016~2019 | |
第9代 | 田中耕2019~2022 |
EYC年表
1964 |
江の島ヨットクラブ設立
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1965 |
ジュニア部活開始ヨット先進国に倣い日本にもジュニアからヨットに親しむ環境をつくるため、カイ・ウォルハート氏を委員長とするジュニア部(江の島ヨットクラブジュニア)活動開始 デンマーク王室ヨットクラブよりOP級ディンギー7隻寄贈を受ける |
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1967 | 活発な国際交流・ポイントレース年間延740艇参加 西ドイツスポーツユーゲント来訪80名、在日外国人特派員ヨットスコードロン来訪50名ほか、国際交流やレースの活発化などクラブの勃興期 | |||||||||||||||||
1970 | やまゆり披露パーティー 日米親善パーティー開催 木造大型帆船やまゆりは、神奈川県により1964東京オリンピックにおける国内外の貴賓用観覧船として建造され1970年江の島ヨットクラブが受け継ぐことになる | |||||||||||||||||
1974 | 江の島ヨットクラブ創立10周年 | |||||||||||||||||
1979 | 日比親善少年ヨット交歓行事14名派遣 | |||||||||||||||||
1984 | 江の島ヨットクラブ創立20周年 東京オリンピック20周年記念第1回江の島ウィークレース開催(以後継続) | |||||||||||||||||
1985 | 505級第30回世界選手権大会 江の島開催 国際505協会主催、江の島ヨットクラブ・神奈川県ヨット連盟が運営し12か国55艇が参加 | |||||||||||||||||
1988 | 小沢記念少年少女ヨットレース | |||||||||||||||||
1991 | シンガポールチャンギーヨットクラブとの交歓レース開始 | |||||||||||||||||
1994 | 江の島ヨットクラブ創立30周年 | |||||||||||||||||
2000 | イルミネーションフェスティバル参加60艇(以後継続) | |||||||||||||||||
2001 |
天皇・皇后両陛下、ノルウェー国王・同王妃 行幸
2001年3月28日 国賓として来日されたノルウェー国王ハーラル5世・同王妃御夫妻、天皇皇后両陛下が江の島に行幸され、江の島ヨットクラブはじめ日本セーリング界がお迎えした。 |
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2002 | 第1回ノルウェーフレンドシップヨットレース主催 前年のノルウェー国王御夫妻と天皇皇后両陛下の江の島行幸を記念して、ノルウェー大使館からバイキングトロフィーを賜り、日本・ノルウェー友好親善記念「ノルウェーフレンドシップヨットレース」第1回大会を開催(以後継続) | |||||||||||||||||
2003 |
第18回ジャパンカップ
江の島ヨットクラブがホストクラブを務め「ジャパンカップ」開催 JSAF・江の島ヨットクラブ共同主催「ドラゴン級全日本選手権大会」開催 |
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2004 |
江の島ヨットクラブ創立40周年 関一人・轟賢二郎 組 アテネ五輪銅メダル パールレース江の島フィニッシュ開始 40周年記念誌発行 アテネオリンピックにて関一人・轟賢二郎 組が日本男子470級はじめての銅メダル獲得 パールレースの江の島フィニッシュ運営協力開始(以後継続) |
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2009 | 湘南港ヨットハウス建替え検討 老朽化したヨットハウスの建替えにつき、神奈川県による検討開始 | |||||||||||||||||
2012 | ヤマザキナビスコカップ(現:YBCルヴァンカップ)開催 EYCキールボートシリーズ11月をヤマザキナビスコ冠レースとして開催、2016年からYBCルヴァンカップと改称して開催(以後継続) | |||||||||||||||||
2013 | 東京2020オリンピック大会開催決定 セーリング競技会場は若洲オリンピックマリーナ(新設)と発表された | |||||||||||||||||
2014 |
江の島ヨットクラブ創立50周年
50周年記念誌発行 新公益法人改革に基づき、一般社団法人江の島ヨットクラブとして定款認可 湘南港ヨットハウス建替工事が竣工し、江の島ヨットクラブ新事務所開設 |
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2015 |
東京2020オリンピック大会セーリング競技会場 江の島に変更
セーリング競技会場が当初予定されていた若洲(東京)から江の島に変更決定 1964東京大会以来、2度目の五輪をホームポート江の島に迎えることになった |
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2018 |
東京2020オリンピック開催に向けて艇移動の協議と協力
五輪開催に備え、県から湘南港全艇の近隣ハーバーへの艇移動協力要請がなされる 五輪前哨戦としてセーリングワールドカップシリーズ江の島大会を2018年、2019年、2020年と連続開催したのち、五輪大会を迎えることが決定され、各大会成功に向けて調整を推進 |
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2019 |
大型台風15号によるジュニア部門艇庫建物の甚大な損傷
セーリングワールドカップシリーズ江の島大会2019運営に協力 10月大型台風15号によりジュニア活動の拠点である艇庫建物が大きく損傷し、安全上使用危険として解体撤去された。五輪後を見据えたジュニア活動の新艇庫拠点について神奈川県との協議を加速することになった |
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2020 | 東京2020オリンピック大会の開催1年延期決定 2020年初頭から全世界でまん延した新型コロナウィルスのため東京2020オリンピック大会開催の1年延期が決定された。新型コロナ禍により緊急事態宣言が発令され2020年のすべてのセーリング大会も中止や自粛等おおきな影響を受けた | |||||||||||||||||
2021 | 東京2020オリンピック大会開催 コロナ禍が収束せず、社会活動の制約が続くなか、湘南港から全艇を港外移動して7月東京2020オリンピック大会が開催された |
江の島ヨットクラブ オリンピック出場者
1936ベルリンオリンピック |
小沢 吉太郎(監督) 藤村 紀雄(五輪モノタイプ) |
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1952ヘルシンキオリンピック | 小沢 吉太郎(監督) |
1960ローマオリンピック |
山田 水域(スター) 石井 正行(ドラゴン) 岡本 豊(ドラゴン) 山本 房生(本部役員) |
1964東京オリンピック |
石井 正行(スター) 松本 富士也(5.5) |
1972ミュンヘンオリンピック | 黒川 規矩雄(監督) |
1984ロスアンゼルスオリンピック | 松本 富士也(監督) |
1988ソウルオリンピック |
中村 健次(男子470) 高橋 雅之(男子470) 野上 敬子(女子470) 斉藤 愛子(女子470) 小川 直之(トーネード) 田村 孝(トーネード) |
1996アトランタオリンピック |
中村 健次(男子470) 高木 正人(男子470) 佐々木 共之(レーザー) 斉藤 愛子(女子ヨーロッパ) |
2000シドニーオリンピック |
中村 健次(男子49er) 佐々木 共之(男子49er) 浜崎 栄一郎(男子470) 宮井 祐治(男子470) |
2004アテネオリンピック |
関 一人(男子470) 銅メダリスト 轟 賢二郎(男子470) 銅メダリスト 中村 健次(男子49er) 高木 正人(男子49er) 松本 真也(コーチ) |
2008北京オリンピック |
飯島 洋一(男子レーザー) 富澤 慎(RS:X男子) 斉藤 愛子(総務) |
2012ロンドンオリンピック |
牧野 幸雄(男子49er) 高橋 賢次(男子49er) 富澤 慎(RS:X男子) 関 一人(コーチ) 斉藤 愛子(総務) |
2016リオデジャネイロオリンピック |
牧野 幸雄(男子49er) 高橋 賢次(男子49er) 宮川 恵子(女子49er) 富澤 慎(RS:X男子) 石川 裕也(コーチ) 斉藤 愛子(団長・チームリーダー) |
2021東京オリンピック2020 |
岡田 奎樹(男子470) 富澤 慎(RS:X男子) 関 一人(コーチ) 飯島 洋一(コーチ) 石川 裕也(コーチ) 斉藤 愛子(総務) |